あなたの怒りは仕組まれている?Xで使われるかもしれない6つの心理操作

Xで「税金のばら撒き」のような投稿を見て強い怒りを感じたことはありませんか?

SNSでは、ユーザーの感情を揺さぶり、投稿の拡散や思想の誘導を狙う手法が多用されています。
今回は、SNSでよく使われる7つの心理操作を紹介し、冷静に情報を判断するためのヒントをお伝えします。


目次

1. 極端な二元論(敵か味方か)

「〇〇を支持しない者は敵だ」など、世界を「善と悪」の二択で語る手法です。
ですが実際の世の中には善と悪だけではなくて、その中間やどちらにも属してない人が存在します。勝ち組、負け組のように、グループを分けることによって対立を促します。

対策:すぐに反応せず、「他の可能性はないか?」と考えてみる。

2. 怒りを利用した共感誘導

「〇〇のせいで私たちは苦しんでいる!怒るべきだ!」といった感情に訴える投稿です。
頭に血が昇っている人を思い浮かべるとわかりやすいですが、怒りが強いほど感情に囚われてしまい、事実確認をしようという発想になりにくくなることもあります。

対策:情報の事実関係を調べ、感情ではなくデータで考える。

3. 権威や著名人の言葉を利用する

「有名な専門家が言っている」「大手メディアも報じた」といった権威を利用し、信憑性を高める戦略です。
しかし、権威のある人でも誤情報を発信することはあります。

対策:情報のソースや背景を確認し、専門家の意見でも鵜呑みにしない。

4. 誇張・過剰な表現

「史上最悪!」「全員が大打撃!」といった強い言葉で不安や怒りを煽ります。
実際には一部の人に影響があるだけだったり、データ的に誇張されているケースも多いです。

対策:煽り言葉が使われている投稿は、一度立ち止まって調べる。

5. 都合のいい情報だけを提示する

例えば、伝染病に感染した人数だけを報道し、感染後回復した人の人数は報道しないようなパターンです。

いたずらに恐怖心を煽るような、発信者にとって都合の良い情報だけが切り取られていることがあります。

対策:反対意見や他のデータもチェックする。

6. 陰謀論をほのめかす

「実は裏で〇〇が仕組んでいる」「政府が真実を隠している」など、陰謀論的な発信をすることで関心を引きます。
不確かな情報でも、あたかも確定した事実のように語られることがあります。

対策:証拠の有無を確認し、根拠が不明なものは拡散しない。


怒りを感じたら、一歩引いて考えるクセを

Xでは、多くの投稿が感情を刺激し、拡散を狙っています。
怒りを感じたときこそ、「これは感情を操ろうとしているのでは?」と一歩引いて考えてみることが大切です。
冷静な視点を持ち、情報を正しく判断することで、無駄な怒りに振り回されずに済むでしょう。


くろのん

あなたは普段、感情を煽る情報に影響を受けていませんか?
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この記事を書いた人

日本のメディアでは報じられない海外のニュースを届けることで、世界や日本で起きている出来事を正しく理解し、一人ひとりが主体的に考えるきっかけを提供することを目指しています。

国際情勢・テクノロジー・社会問題・歴史の裏側など、多角的な視点から情報を発信し、読者の皆様とともに「本当に知るべきこと」を探求していきます。

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