度重なる増税や税金の無駄遣いのニュースを見るたびに怒りが湧いてきますが、もし税金の無駄遣いがバッサリとなくなるとどうなるのでしょうか?
地球の裏側、アルゼンチンでは新政権・ハビエル・ミレイ大統領が大胆な改革を行い、注目を集めています。
これまでのアルゼンチンの問題だった点
- 度重なるデフォルト: アルゼンチンは過去に9回もの債務不履行(デフォルト)を経験。
- 高インフレ率: 一時は年間インフレ率が300%近くに達し、国民生活を圧迫。
- 放漫財政: 長年の左派政権下での外資排斥や放漫財政が経済悪化の要因に。
ミレイ大統領は何をしたのか?
- 省庁の統廃合: 18あった省を9つに統合し、大臣ポストを削減。
- 公共支出の大幅削減: 公共料金への補助金削減や新規公共工事の停止を実施。
- 国営企業の民営化: 公的部門の縮小を目指し、国営企業の民営化を推進。
政府支出削減でどうなったのか?
いい影響
- 財政黒字化: 財政収支が黒字に転じ、経済の安定化に寄与。
- インフレ率の低下: インフレ率が頭打ちとなり、物価の安定化が進行(月間インフレ率25.2%から2.2%に低下)。
- 国際的な評価の向上: 経済改革の進展により、国際金融市場での評価が向上。
わるい影響
- 国民生活への影響: 緊縮財政に伴い、失業率や貧困率が上昇。
- 経済成長の鈍化: 一時的にGDPが減少し、景気の低迷が見られた。
- 社会的不満の増加: 厳しい改革に対する国民の不満が高まる場面も。
なお日本の財政は
厚生労働省: 約38.3兆円
- 社会保障関係費(年金、医療、介護など)
- 前年度比で約5,600億円の増加
財務省: 約30.4兆円
- 国債費(債務償還費、利子および割引料等)
- 前年度比で約1,254億円の増加
総務省: 約16.7兆円
- 地方交付税交付金
- 前年度比で約3,000億円の増加
国土交通省: 約6.8兆円
- 公共事業(道路、河川、港湾の整備など)
- 前年度比で約800億円の増加
文部科学省: 約5.3兆円
- 教育関連費用(学校運営費、奨学金など)
- 前年度比で約500億円の増加
防衛省: 約5.5兆円
- 防衛関連費用(人件費、装備品の調達など)
- 前年度比で約700億円の増加
参照:令和7年度予算のポイント
日本も同じことをしたらどうなる?
日本が同じような改革を行えば、増税なしで財政健全化できる一方、公務員削減や社会保障の見直しで国民生活への影響も避けられないでしょう。増税の前に、まず無駄な支出を削減してほしいですね。
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